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神戸市立医療センター中央市民病院では、神戸市民の救急医療を支えるため GEヘルスケアのコマンドセンターを活用し 救急病棟の患者受入の改善に取り組んでいます
【背景と課題】
神戸中央市民病院は、高度な医療を提供する地域の中核病院であり、救命救急センターは厚生労働省の評価で2014年から11年連続全国1位を獲得しています。一方で、地域の医療ニーズに応え続けるべく、病床管理の効率化による新規入院患者の受け入れ拡大が求められていました。従来はベッドコントローラーが各病棟を巡回し状況を把握する必要があり、時間と労力がかかっていました。また、他の病棟の状況が見えない中で公平感を持ちつつ緊急入院を積極的に受け入れるのは容易ではありませんでした。
【導入後の成果】
VCC導入後は、毎朝15分間の「朝のベッドの会」を実施。リアルタイムで病棟の空床状況や看護師の繁忙度、患者の重症度などをVCCの画面で確認できるようになり、迅速な意思決定が可能に。この業務プロセス変革と運用病床数の変更等との相乗効果により、2023年10月~12月と2024年同期間の比較で新入院患者数は8.8%増加、特に救急病棟では16.3%増と大きな成果を上げました。また、病棟間の情報共有が進み、看護師の応援体制も公平に構築され、チーム力の向上にもつながっています。
神戸中央市民病院 病院長の木原康樹は次のように述べています。
『当院では、「断らない救急」を実現するため、救急入院患者に対する病床確保が積年の課題となっていました。そのために、医療情報システムに蓄積されるデータを随時引き出して加工し、病院運営の「現在」を可視化するシステムを求めていました。GEヘルスケアとシステム開発プロジェクトを始めて以来、当院の運用に則した画面開発をオーダーするとともに、当院内においても、データがリアルタイムに表示されることによって実現可能となる新たな体制の構築を検討し、改善を加えてきました。
この開発プロジェクトを通して、医療情報の2次利活用の有用性を改めて認識し、引き続きこのようなデータ利活用基盤を用いたDXに取り組んでいきたいと考えています。』
同院 副院長兼看護部長の藤原のり子は次のように述べています。
『今回、GEヘルスケアと議論を重ねながらVCCのタイル画面を作りこんでいく過程で、当院の病床管理に関する考え方がさらに整理されました。また、タイルを見ながら『朝のベッドの会』を行う、このことは救急患者のスムーズな受け入れに繋がるだけでなく、院内の状況を共有し自部署の状況をオープンにすることで、協力しながら病床運営を行うことに繋がっています。今後は、ここで得たデータを病床再編成や、予約入院の仕組みに活用し、更なる発展につなげたいと考えています。』
GEヘルスケア代表取締役社長兼CEOの若林正基は次のように述べています。
『神戸中央市民病院様との連携において、VCCを通したリアルタイムデータの活用が救急病棟の新入院患者数の増加につながったことを非常に嬉しく思います。この成果は、医療現場の効率化と医療サービスの質の向上に寄与するものであり、地域医療の発展に貢献すると考えております。今後も、革新的な技術とデータ分析を駆使し、医療現場のニーズに寄り添った医療ソリューションの提供に取り組んでまいります。』