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DXA法は測定誤差が比較的小さいため、競技の時期に応じて体組成が変化するアスリートの経時評価に適している。特に陸上長距離走のように、自身の質量を負荷とした距離移動の時間を競う競技では、もともと選手の体脂肪率が低くコンディショニングに伴う変化も比較的小さいため、DXA法のような精度の高い評価法が有用である。
図1は高校女子中長距離走選手(3名)の体脂肪率の変化をDXA法で評価して、高校1年から3年まで準備期(春)、競技期(夏、冬)別に表したものである。選手の水準は高く、インターハイ選手、日本記録を持つ選手を含んでいる。一般の女子と比べると入部時の体脂肪率は既に低い水準だが、競技シーズンに入るとさらに低下する。準備期から競技期への大きな低下は毎年繰り返して観察されるが(赤線)、シーズン中の変化(黒線)は比較的大きくない。これらは競技のシーズナリティに合致した体格変化である。またシーズンインに伴う体脂肪率の減少は入部してすぐの1年目に顕著である。しかしそれ以降3年間を通して減少の幅は−5%ポイントより小さいことがほとんどである。